初めての大山登山。大人気の大山。
1月に伊豆の一碧湖に行った帰り道。運転中、前方に見えていた丹沢山塊の一番東側に独立してそびえる大山の存在感に魅せられていた。
登るのであれば春がいいだろうと、早々に登る機会を伺っていた。
2020/3/21(土) 晴 登 9:15~11:55 下 12:55~14:45 累積標高差:約990m
大山には複数登山コースがあり、ケーブルカーのある表参道コース、最短ルートにヤビツ峠コースが主要な本にも載っておりとても人気がある。
メジャーなルートを避けたいときは、ふれあいの森日向キャンプ場の手前にある無料駐車場から、大山を目指すことができる。
今回はその日向からのコースを選択した。
駐車場までは道が狭いので対向車とすれ違う際には運転に注意する必要がある。
9時頃到着したが、駐車場にはまだ余裕があった。
この駐車場からは、上下どちらからも大山にたどり着くことができる。キャンプ場から登るコースと、駐車場から少し下ったところにある九十九曲ハイキングコースとを選択可能だ。
SOY-MAP
35.441488
139.248177
13
20200321ooyama.kml
今回は、九十九曲ハイキングコースを選択。
左手に流れる日向川の流水音が心地よい。駐車場から道なりに下っていくと、ほどなく右手に入口が現れる。
ここからが登山の始まり。
見晴台へ55分・山頂まで2時間5分と書いてある。コースタイム通り登れるか。
20分ほど進むと道路を横切るが、ここにトイレがある。
駐車場にはトイレがないのでありがたい。
ここからのコースタイムは見晴台まで40分ほど。
つづらの登りが続いていく。傾斜はそれほどでもないのであまり苦ではない。ホーホケキョのウグイスの鳴き声に癒される。
トイレから30分ほどの登りで稜線に出た。
稜線に出てからは、見晴台まで緩やかな登り。
春を感じながら木漏れ日の中を歩くのが気持ちいい。
見晴台に到着したのは、10時半。
結局1時間15分ほどかかってしまった。体が重い。
汗びっしょり。
山頂はよく見えるけれど、見晴台という名前ほど、ここの景色は見晴らしがよくない。
そして、トイレがないのが残念。
見晴台から山頂まで
今までは静かな登山を楽しめたが、ここからはメジャーな大山寺のルートと合流しているため、とても混んでくる。
これから登る雷ノ峰と呼ばれる尾根は、主に下山のルートで使われるようで、山頂から降りてくる登山者がとても多い。
登山口にあったコースタイムでは、山頂まで残り1時間10分ということだけれど、ここからが辛かった・・・
下山者と道の譲り合いをしながら、ただひたすら登っていく。傾斜も今までの登りよりも1.5倍くらいきつい。
結局山頂までは見晴台から1時間25分(駐車場からは約2時間半)かかってしまった。
山頂からの眺めは素晴らしい。
山頂についてまず驚いたのが、人の多さ。
三連休で晴れていたとしても、こんなに混んでいる山頂は今まで経験がなかった。
ただ、その人の多さを受け入れてくれるだけの広さが大山山頂にはある。とても寛容な山だ。
おみくじをひき、売店でお蕎麦を食べることもできる。
トイレがあるのがありがたい。がトイレもとても混んでいる。
ソーシャルディスタンスをとることを期待して山に登るのだとしたら、大山は避けたほうがいい。
大山山頂から富士山は見える?
トイレの裏側に出ると、富士山と丹沢山塊を堪能することができる。
とてもきれいで長く見続けたかったが、西側は風がとても強く、早々に東側に移動した。
広大な関東平野に見とれながら、1時間ほど山頂を堪能し、下山。
下山はキャンプ場経由で
下山は約2時間
来た道を途中まで逆戻りすることにした。
見晴台を過ぎてからは、左手に分かれるキャンプ場経由で帰ることにした。
こちらのコースの方が登りに使った九十九曲ハイキングコースよりも傾斜がきつそうだ。
道路まで戻ってくる直前、日向川にカメラを向けている集団が。聞いてみると、カワガラスの雛を撮影しているそう。
よーく見ると、奥の岩場の隙間からカワガラスの雛が、ひょこんと顔を出していた。
とってもキュート。
最後に可愛い雛の姿に癒され、今回の大山登山は終了。
あまりの大山の人気ぶりにただただ圧倒された。
撮れ鳥
2020/3/21 ヤマガラ、シジュウカラ、カワガラス