~2015年8月の話~
今年初の本格登山は、高層湿原のある火打山をチョイスしました。
標高2462mの火打山は、新潟県の頸城山塊(くびきさんかい)にそびえる日本百名山。
残念ながら天候には恵まれず、多少消化不良の山旅となりました。
そして登山道は急登と木道がまんべんなく続く、想定以上にタフな日帰りルートでした。
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笹ヶ峰登山口メモ
■ アクセス:県道39号線を30分ほど進む。狭いが舗装されておりいやになるほどではない。 ■ 駐車場:無料 100台以上 ■ トイレ:あり(水洗、紙あり) ■ 自動販売機:あり ■ 備考:登山届提出用の紙あり、下山届も必要
コースタイム
■ 実コースタイム: 登り4時間15分【8:50-13:05】 下り3時間25分【13:25-16:50】 登り: 笹ヶ峰登山口-(40分)-黒沢渓流-(30分)-十二曲がり尾根出合-(50分)- 富士見平-(35分)-高谷池ヒュッテ(休憩30分)-(25分)- 天狗ノ庭-(25分)-雷鳥平-(30分)-火打山山頂 下り: 火打山山頂-(60分)-高谷池ヒュッテ-(85分)- 十二曲がり尾根出合-(60分)-笹ヶ峰登山口
見どころ
高谷池池塘、天狗ノ庭、雷鳥平
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火打山登山道の高山植物、花
ミヤマシャジン、ミョウコウトリカブトなど。精神的な余裕がなくあまり撮れませんでした。
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登山ルートメモ
【2015年8月23日 午前7時】
妙高高原インターを降りた時には一面の濃霧。
登山中止も考えましたが、とりあえず登山口まで行ってみることに。
火打山の登山口までは県道39号線を進みます。
道幅の狭い舗装路ですが、対向車とすれ違えるポイントは多いです。
しかし学生のランニング練習コースになっているようで運転にはより注意が必要です。
笹ヶ峰登山口に到着したのは結局午前8時。
登山口に到着すると霧が晴れ、雲の切れ目から晴れ間も見えてきてちょっとモチベーションが上がりました。
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駐車場で朝食と着替え、トイレも済まして準備完了。
登山口で登山届を提出して8時50分にいざ出発!
ちなみにこちらは下山届も提出するようになっています。
下りたら忘れずに提出しましょう。
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始めはひたすらの木道歩きが続きます。
出発が遅くなってしまったのでペースを上げます。
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40分ほど歩いて、黒沢渓流にかかる橋を渡って一段落。
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次に待ち受けるのは十二曲がりと呼ばれる12回ジグザグに曲がる急登です。
天気がよいと北アルプスを遠望できるそうですが、この日は一面雲に覆われておりました。
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気を引き締めて望みましたが、意外にも結構あっけなく十二曲がりを登り終え、一休み。
この辺りでだいたい3分の1くらいです。
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名のある難所を越え、ここからの尾根歩きは楽になるのかと思いきや、
更に気の抜けない急登がしばらく続きます。
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傾斜が少し楽になると現れる富士見平と呼ばれる分岐で、火打山方面へ。
まっすぐ進むと妙高山の登山ルートになります。
ここでようやく晴れ間が見えてきました!
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高谷池ヒュッテまで2時間半
高谷池ヒュッテに到着したのは、登山開始から2時間半くらい。
ここまでで行程の3分の2くらいです。
トイレもあり、小腹が空いたのでおにぎりを食べ、30分たっぷりと休憩しました。
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ヒュッテの近くには池塘が点在しています。
テント場の近くには水場もありますが、煮沸が必要です。
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天狗ノ庭
ヒュッテから20分ほどで天狗ノ庭に到着します。
天狗ノ庭にある池塘では、逆さ火打山が見られます。
晴れ間が見えてきて期待したいところですが・・・
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天狗ノ庭を越えると尾根道に進み、また高度を上げていきます。
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火打山の雷鳥平周辺では、30羽ほどの雷鳥が群れですんでいるそうです。
ライチョウは・・・いませんでした。まだ生で見たことないんですよね。
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雷鳥平からは残り30分ほどで山頂に到着です。
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4時間15分で山頂到着
山頂まで、4時間15分。結構疲れました。
山頂は比較的広いです。
火打山の山頂からは、遮るものなく妙高山、雨飾山、黒姫山などそして北アルプスが展望できます。
天気が良ければですが・・・
今回雲海に隠れて展望がありませんでしたが、山頂が晴れていたのが唯一の救いですね。
雲の切れ目を狙って展望を待ちたいところですが、帰路も長いので20分間滞在して下山しました。
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下りのコースタイムに注意
帰りは来た道を戻りますが、下りのコースタイムには注意が必要です。
本に書いてある下りの標準コースタイムはだいたい約3時間25分ですが、結構ハイペースな気がします。
宿の夕食に間に合わせるため、また途中雨も降ってきたために休憩少なめだったんですけど、ほぼ同タイムでした。
日帰り登山をされる方は、多少余裕を持って計画くださいね。
SOY-MAP
36.90347065628545
138.08639863755297
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20150823.kml