X-PRO3はカメラとしてとても面白い。
EVFとOVFを切り替えられるギミックが一番の特徴。
OVFにするとカメラをどの方向に向ければ理想の構図に近づけるかが一目瞭然。構図の勉強になる。
このカメラから追加されたフィルムシミュレーション・「クラシックネガ」も独特の色合いになり雰囲気がとても良い。
弱点もある。
背面液晶を隠してしまったため、とっさの使い勝手が悪い。またOVFの倍率も変更できなくなって、交換レンズを楽しむ選択肢も狭まった。
さらに残念なのは、最近カメラボディに内臓されていることが多い手振れ補正(IBIS)がついていないことだ。
しかも、アイピースがないことで、頭をカメラにつけて固定することができず、X-Tシリーズよりも余計にぶれやすい。これは所有しないと購入前にはなかなか気付かないところ。
手振れを防ぐために拡張アイピースを購入。
そこで、アマゾンで売っていたXーPRO3用のアイピースを購入してみることにした。
実際に装着してみると、しっかりとはまりかなり良い。
左側が少し鼻の頭に当たる感じがしたので、左側をほんの少しリューターで削ったところ、違和感はなくなった。
このような製品を純正でも出してくれればいいのにと強く感じた。
ただ、でっぱりが結構大きいので、今度この製品をもう一点購入し、半分くらいにしてみようと思う。
XーT4のボディ内手振れ補正は羨ましい。
ただ、XーT4はAPSーCサイズのイメージセンサーを積んだカメラにしては重すぎると感じる。
XーPRO3はちょうどいい重さと大きさ。この重さをキープしたままで手振れ補正を内蔵してくれれば、次回作も購入候補になる。