ロープウェイ、リフトを乗り継ぎ天神峠から谷川岳に登ってきました。
今年3座目、通算座目の百名山登山です。
谷川岳は双耳峰であり、手前のピーク(トマの耳)を通過し谷川岳最高点であるオキの耳を目指します。
天神尾根コースルートメモ
■ 実コースタイム:登り2時間15分【8:15-10:30】下り2時間5分【12:10-14:15】 登り: 天神峠-(100分)-肩ノ小屋(休憩15分)-(5分)-トマの耳-(15分)-オキの耳 寄り道(ノゾキまで): オキの耳-(25分)-ノゾキ 下り: オキの耳-(80分)-肩ノ小屋(トイレ渋滞15分)-(85分)-天神平
天神峠からは、まずちょっと下りから始まります。
谷川岳周辺の登山道は蛇紋岩(じゃもんがん)といわれる滑りやすい岩を登るので、濡れていると特に注意が必要です。
蛇紋岩は尾瀬の至仏山でも体験しましたが、平らな場所ではほんとツルツルしています。
エーデルワイスの仲間、ホソバヒナウスユキソウは蛇紋岩でしか見られない貴重な花だそうです。
鎖場はありますが、足場はしっかりしているのであまり危険な感じしません。
ただし濡れていると滑るので注意が必要ですね。
尾根登り返しの途中、左手に見える稜線は、俎嵓(まないたぐら)と呼ばれています。
とても綺麗です。
随筆「日本百名山」によると、本来は谷川岳と呼ばれていたのは俎嵓で、地図の誤記により
「耳二つ」と呼ばれていたトマの耳とオキの耳が谷川岳として周知されてしまったと記載されています。
谷川岳は急峻な地形で知られていますが、天神尾根中腹から見ると結構穏やかな表情をしています。
肩の小屋手前の急登。踏ん張りどころ。
1時間半ほどで、肩の小屋に到着。
この小屋の手前で西黒尾根コースと合流します。
絶好の休憩ポイントです。
ここから約5分ほどで最初のピーク、トマの耳に到着です。
「もう少しだからがんばれよー」と応援してくれているように見えます。
オジカ沢の頭、俎嵓、万太郎山方面の稜線がとても綺麗です。
トマの耳到着。1963m。
さらに谷川岳最高点のもう一方の耳、オキの耳に向かいます。
オキの耳到着【天神峠から2時間15分】
オキの耳到着。1977mです。
記念撮影で渋滞していました。
オキの耳から見るトマの耳
元々日本三大急登とも言われる西黒尾根に登る気満々だったので時間が余り、せっかくなので隣の一ノ倉岳までの稜線を行けるところまで歩いてみることにしました。
一ノ倉沢をノゾキこむ
谷川岳と一ノ倉岳の間には、ロッククライマーの聖地と呼ばれる日本有数の絶壁、一ノ倉沢があります。
オキの耳から歩いて25分ほどですかね。
その一の倉沢を真上から眺める「ノゾキ」があります。
さすがに高度感があります。
稜線から一ノ倉沢の雪渓が確認できるのはこの辺りだけですね。
一ヶ月前下から眺めたときはまだ木々の紅葉は始まっていませんでしたが、この辺りもすっかり様相が変わっています。
一ノ倉岳への登り返しの手前まで来て下山時間を考慮し戻ることにしました。
夕方天気が崩れる予報が出ていたので無理は禁物です。
元来たルートを戻り、最後にロープウェイ乗り場への近道を通って下山しました。
途中肩ノ小屋付近では人があふれていました。
そして2つあるトイレも渋滞。
さすがに人気のある山です。
初心者コースとも言われる天神尾根ルートですが、急登もあり思ったより楽しめますね。
登ってみて感じたのは、オジカ沢の頭方面の稜線がとても綺麗だったこと。
肩の小屋から分岐していますが、その方面に向かう人は見かけませんでした。
この時期は気軽に登山を楽しむ方々が多いんでしょうね。
下山のロープウェイは混んでいて15分くらい並びましたよ。
下山後は、鈴森温泉へ。
ロープウェイ駐車場から15分ほど。
こちらの温泉は源泉が程よくぬるく、水風呂代わりにとても快適にクールダウンできます。
大人650円。登山後にオススメですよ。
鈴森の湯
SOY-MAP
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