西に聳える火打山に登ったのは5年前。
その頃から妙高山は憧れの存在だった。
遠目からでも火山であるとわかるあからさまな地形。
外輪山に囲まれた溶岩ドームに妙高山山頂はある。
山頂へは、複数のルートが存在するが、下山後に津南に向かうことを考えて、燕温泉から登るルートを選択した。
妙高山麓に紅葉がまだ訪れていなかった9月下旬。
想定していたよりタフな登山だった。
■実コースタイム 登り:4時間15分[7:30〜11:45] 下り:2時間45分[12:30〜15:15] ・登り:登山口7:30〜2合目8:09〜3合目8:47〜5合目10:00〜6合目10:15〜7合目10:35〜8合目10:49〜9合目11:17〜山頂11:45 ・下り:山頂12:30〜6合目(天狗堂)13:30〜赤倉温泉原湯14:45〜登山口15:15
宿泊した妙高高原の宿を出発したのは6時過ぎ。
燕温泉の駐車場に到着したのは6時半。
道幅は広くアクセスしやすい。
駐車場が埋まっていたため手前に路駐。
出発
朝食を食べ車を出発したのが7時10分。
天気は曇り。視界が悪い。
登山口にある公衆トイレを出発したのが7時半。
登山口の標高は約1075m。ここから2545mの山頂まで1470mの標高差を登ることになる。なかなかハードだ。
登山口から2ルート(左/光明滝ルート・右/麻平ルート)を選択できるが、今回は右(麻平ルート)に進んでみた。
麻平ルートは人気がなく、光明滝ルートに進む人が圧倒的に多い。
光明滝ルートの方がコースタイム的にも早い。途中まで舗装されているようだ。
実際、行きに麻平ルート、帰りに光明滝ルートで帰ってきたが、本に書いてある以上にコースタイム差がある様に思う。
麻平ルートは本来であれば日本の滝百選に選ばれた惣滝(そうたき)にも分岐で行けるが、途中の崩落により通行止めだった。
2合目:麻平分岐 1340m 8:09
40分歩いてやっと2合目。
大倉沢方面も大規模な崩落により通行止め。
ここが通れないと、大倉沢ヒュッテはかなり行きづらいのではないか。
3合目:血の池 1500m 8:47
トラバースの登山道は狭く、踏み外さないよう気が抜けない箇所がある。
すでに1時間以上歩いているが、まだ3合目。
血の池はどこか全くわからなかった。
地図によると、登山ルートよりかなり下にありそう。
4合目はどこにあったのか不明。見落とした。
湯道分岐 9:15|登山口から2時間10分
左ルートとの合流点。白濁した温泉が流れていた。
9:40 胸突き八丁入口
体力的にも勝負どころ。
5合目:1800m 10:00
胸突き八丁途中に五合目あり
6合目 天狗堂 1930m 10:15
登山口から2時間45分。
天狗堂前には休憩にちょうどいい広場があった。
ここで10分小休憩。
天狗堂までは、既に想定コースタイムを30分以上越える時間がかかっていた。
登頂が難しいカモと頭をよぎる。
今日は16時までに駐車場に戻りたかったので、この時点で12時半を下山のタイムリミットに設定した。
7合目 光善寺池 2070m 10:35
昔お寺でもあったのだろうか。7合目には光善寺池。
8合目 風穴 2120m 10:49
7合目から8合目までがかなり近かったので、山頂まで登れる希望が出てきた。
9合目 2260m 11:17
9号目から先の鎖場は、今まで登山した中でもかなり傾斜のきつい鎖場。
足場はしっかりしているが、下山者とはすれ違えない。
鎖場を登山者、下山者で数人ごとに交互に使う。
9合目から先は急登の連続。スリリングで楽しい。
10合目 2454m 11:45
最高点2454mに到着。11時45分。登山口から4時間15分。
頑張った。
晴れていれば大展望が待っていたはずだけれど、今回は曇り。
前日は山麓から山頂が綺麗に見えていたので残念。
昼食はおにぎり、カップラーメン、コーヒー、カロリーメイト。
12:30 下山開始
雲が薄くなってきたので、もう少し居れば天候が回復したかもしれない。
でも、この日は津南のキャンプ場に18時までに到着しなければならないので、下山を急ぐ。
いつもより早く出発したのに、慌ただしい。
妙高山には、変更される前の標高・北峰2446mに広い山頂があったみたいだけれど、そちらは次回に持ち越し。
大回りで帰れる燕新道は通行止めだった。
14:38 光明滝
帰りは光明滝脇を通過するルートを選択。
近くにもう一つ・称名滝もあったみたいだ。
14:45 赤倉温泉源湯
山腹にある温泉地、赤倉温泉の源湯地。
残念ながら湯船はない。
下山に使ったルートの方が圧倒的に楽。ただし、途中しばらく続く舗装された登山道は面白みに欠けて少し残念。
15:15 登山口到着。【7時間45分】
登山口の近くに「黄金の湯」があったが、時間がないので今回は素通り。
急いで下山したせいか想定よりも早く着いた。
途中に温泉あり、滝あり、妙高山が魅力的な山であることは十分に感じた。1度登ったくらいでは全く堪能しきれるものじゃないことがよくわかった。
いつの日か別ルートでまた挑戦してみたい。
SOY-MAP
36.895861
138.128207
13
20200921.kml