鴨川市四方木(よもぎ)にある不動滝。
亀山湖より上流、小櫃川の本流にある。
四方木までアクセスするための道は狭い。
四方木ふれあい館に駐車できる。駐車スペースは8台くらい。
散策者用にトイレ(和式)も開放してくれている。
滝まではのんびり歩いて40分くらい。
途中にもトイレ(洋式)あり。
滝の近くにも駐車スペースはあるが、途中車ですれ違うためのスペースが少ない。
自然観察園の門が現れれば、滝はもう目と鼻の先だ。
ここから階段を下る。ようやく滝の音が聞こえてきた。
想像していたよりも立派な滝が現れた。
観察用のテラスもある。
正面に現れる滝が雄滝、奥に流れる小さな滝が雌滝。
近くには延命水という湧き水もあったようだ。
千葉県立中央博物館の論文によると、この滝は川の流れによる川底の浸食がここで止まって落差ができたもののようである。
小櫃川本流はこの四方木不動滝以外は緩やかに流れているようだ。
養老川の粟又の滝、小糸川の豊英大滝もここと同様に作られた河川の段差(遷急点)らしい。高宕大滝も同様かもしれない。
河川の浸食を止める共通の硬い地盤が地下でずっと続いていたりして。
房総半島の滝は、川の支流が本流に合流する際の段差でできる滝がほとんどで、本流にできる段差(遷急点)はどの川も1箇所くらいしかない。
紅葉時期はより素晴らしい景色になるだろうと思う。
今度はNDフィルターを持参して訪れたい。
もう少しここまでの道が広ければありがたいのだけれど・・・
SOY-MAP
35.1799541
140.1364990
15
20210530_1.kml
錦沼
少し下流には錦沼という紅葉の名所がある。
四方木古川バス停がある小道を下ったところ。
房総半島では川廻しと呼ばれる河川改修によって新田開発が行われるが、この沼はその川廻しでできた旧河川部を堰き止めてできた沼と思われる。
短絡するためのトンネルは、亀岩の洞窟と同様。
いかにもカワセミが留まりそうな木が気になる。
こちらもまた時期を改めて訪れたい。